SDガンダム外伝 ナイトガンダム物語3 伝説の騎士団
1992年に
バンダイから発売された『
SDガンダム外伝 ナイトガンダム物語3 伝説の騎士団』は、
ファミリーコンピュータ向けのロールプレイングゲームです。本作は、
1991年に発表された
カードダス「
SDガンダム外伝 円卓の騎士編」を基にしており、探索や戦闘の要素が詰まっています。エンカウント率の高さやゲームの難易度は過去作品を踏襲しており、プレイヤーは自由度の高い冒険を楽しむことができます。
ゲームのシステムと特徴
本作では、12人の騎士たちを2つのパーティーに分けて冒険を行います。ゲームの中で特に目を引くのは、パーティーの「騎士団」コマンドの使用と、独自の戦闘システムです。キャラクターはマップ上で大きく表示され、移動がスムーズに行える一方で、エンカウント率は非常に高いため、戦闘が頻繁に発生します。
移動中に敵に遭遇すると、自動的にバトルモードに移行します。戦闘中には、先制攻撃が発生することで仲間が混乱することもあり、混乱状態の仲間からダメージを受ける危険もあります。敵を倒すことで経験値やゴールドを得られるほか、時には宝箱を獲得することもあります。レベルを上げることで、ステータスが強化され、技も強化されます。
戦闘の流れ
戦闘はターン制で進行し、MPを使って特殊技を発動させることができます。MPがゼロになると「きぜつ」状態になり動けなくなりますが、敵も同様にMPを消費して行動を制限されるため、戦略が求められます。技の使用は、その戦闘や通常攻撃によって得られるもので、魔法は「魔法屋」で購入可能です。
また、グループのリーダー(クラウンナイトやフォーミュラ)がコマンドを選択し、仲間の行動をオートまたはマニュアルに設定する機能もあります。これにより、プレイヤーは戦闘の緊張感を保ちながら、より組織的な戦略を練ることができます。
名声とアイテム
名声は、騎士たちの名がどれだけ知れ渡っているかを示し、イベントの発生やエンディングの評価に影響を与えます。多くの戦闘やイベントクリアで名声は上昇し、一方で逃げたり全滅すると減少します。アイテムも多彩で、回復薬や状態異常を治す薬などが多数用意されており、道中の冒険には欠かせません。
異なるプラットフォームでの展開
本作は2009年に携帯ゲーム「ナイトガンダム物語 円卓の騎士団」としてリメイクされ、全10章の構成に変更されました。このリメイク版では最大レベルの上昇やアイテムの追加、キャラクターの強化が行われましたが、エンカウント率の高さなど、オリジナルの特徴も保持されています。
結論
『
SDガンダム外伝 ナイトガンダム物語3 伝説の騎士団』は、独自のゲームシステムと多彩なキャラクターたちが冒険する魅力的なRPGです。高いエンカウント率と難易度を誇る戦闘システムは、プレイヤーに挑戦を提供し、戦略を駆使して仲間と共に戦う楽しさを感じさせます。